2015年7月16日木曜日

「気になる嫁さん」 残念ながら、こういう良質のホームドラマは平成の今ではないです。

「気になる嫁さん」
当時の石立ドラマのなかでは一番好きなドラマでした。 
笑えるし、泣けるし、
今でも強く記憶に残る昭和のドラマです。

当時はドラマといえばTBSが定番でしたが、
このドラマは日テレ制作(ユニオン映画)でした。 

主役の榊原るみは初々しくて可愛らしくて、
お人形さんのような可愛さです。
榊原るみは、この作品でアイドル的な人気を博しました。

 

魅力的な俳優達による、魅力的な演技が繰り広げられてます。
俳優陣の充実とコミカルな脚本・演出が光るシリーズでした。

メインキャストには佐野周二、水野久美、浦辺粂子などの
映画出身のビッグ・ネームの他、
山田吾一、冨士眞奈美、山本紀彦などの
石立ドラマおなじみの芸達者なメンバーが揃っています。 

小田急沿線の昭和の家庭が舞台でした。 
しばしば、ドラマシーンで小田急ロマンスカーの警笛音が鳴ります。 

特に 清水文彦(清水家の次男):石立鉄男と 
清水力丸(清水家の三男):山本紀彦との 
会話のテンポの良さとリズミカルな会話が 
まるで、しゃべくり漫才のようでおもしろかったです。 

ばあや役の浦辺粂子はモノマネの定番となり、ドラマ後、鶴太郎はじめ
ほとんど誰でもやるようになりました。 

榊原るみがカワイイお嫁さんで、
それを取り巻くお父さん佐野周二さん・御兄さん達と御姉さん。
いいなあって思う家族愛ストーリー。 
昭和のよき時代の、ほのぼのとした記憶があります。 

ホームコメディだが、
しっかり作り込んでいるので安心して見ていられます。
人間の善意が全編を支配しており、
ホロリとさせる部分もあります。 
これぞホームドラマという感じです。

こういうドラマは残念ながら平成の今ではないです。 

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