2015年7月21日火曜日

『てなもんや三度笠』 この番組が 故・藤田まこと さんの「出世作」だったのです。

覚えてますか?ご存じでしたか?

この番組が 故・藤田まこと さんの「出世作」だったのです。『てなもんや三度笠』 

俳優として確固たる地位を確立していた(藤田まこと)が 
コテコテのコメディアンであったことを、
今の時代の方はご存じだったでしょうか? 



あんかけの時次郎(藤田まこと)と、坊主の珍念(白木みのる)が
繰り広げる、『てなもんや三度笠』は、
大阪64.8%、東京42.9%という驚異的な視聴率をマークした、
’60年代の大阪の朝日放送制作の公開収録のテレビ番組でした。 

あんかけの時次郎の名前の由来は、
市川雷蔵の主演映画「沓掛(くつかけ)時次郎」(1961年・大映)の
パロディとのことでした。 

まだ今のような録画編集技術がなかったため、
生放送風の撮って出し収録でした。 
スタジオに組まれたセットの中での、 
すばやく展開する物語を生本番でミスなく演じる出演者と、 
それを支えるスタッフの姿はまさに職人芸でした。

 

「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」のCMで
『てなもんや三度笠』は始まります。
この時のオープニングで、時次郎にやられる相手役は、
的場徹という時代劇などの殺陣師でした。
後に、吉本新喜劇の原哲夫に代わりました。 

出演者には、
鼠小僧次郎吉(ねずみこぞう じろきち):南利明
お銀(おぎん)・千太(せんた):京唄子・鳳啓助
水上三四郎(みなかみ さんしろう):入川保則
浪路(なみじ):山東昭子
三平(さんぺい):平参平
駒下駄茂兵衛(こまげたのもへい):香山武彦
西郷隆盛(さいごう たかもり):柳家金語楼
道化(どうけ):博多淡海
熊(くま):西川きよし
ちょろ松(ちょろまつ):ルーキー新一
松平竹千代(まつだいら たけちよ):茶川一郎
まゆみ:野川由美子
蛇口一角(へびぐち いっかく):財津一郎
天野八郎(あまの はちろう):芦屋雁之助
山岡鉄太郎(やまおか てつたろう):里見浩太郎
早瀬数江(はやせ かずえ):水前寺清子
河内山宗俊(こうちやま そうしゅん):三波伸介(てんぷくトリオ)
暗闇の丑松(くらやみのうしまつ):戸塚睦夫(てんぷくトリオ)
中村雨之丞(なかむら あまのじょう):伊東四朗(てんぷくトリオ)
おこま:山本リンダ
かも平(かもへい)・ねぎ作(ねぎさく):横山やすし・西川きよし
四ツ目屋東十郎(よつめや とうじゅうろう):トニー谷
天王寺屋塔兵衛(てんのうじや とうべえ):伴淳三郎 

※この他に、星十郎、岸田一夫、大村崑、高橋元太郎、榎本健一、 
世志凡太、花菱アチャコ、中田ダイマル・ラケット、コント55号、
チャンバラトリオ、 漫画トリオ、ザ・ドリフターズ、かしまし娘、清川虹子等が
出演していました。

覚えてますか?ご存じでしたか?

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